採用予定数が10名前後とか、若干名というレベルのマイナーな職種です。
情報も試験講座も少なく、個人個人が手探りで勉強しているというのが実情かもしれません。だいたい、受験者数が800人前後だったと思いますが、詳細は人事院のホームページ(
http://www.jinji.go.jp/saiyo/fshiken.htm)で調べていただきたいと思います。
この試験の特徴は、社会学、教育学、社会福祉学の寄せ集めですが、必修問題と選択問題に分かれます。
必修問題では自分の専攻分野では点が取れると思います。それぞれが基本問題のみを集めているからです。他の分野でも有斐閣アルマシリーズを読めば、多少は対処できるぐらいの基本問題ですので少しぐらいは手をつけてもいいかと思います。
また、「調査、分析に関わる理論」として統計が出されますが、苦手な方が多い分野ですが、基本問題も出題されていますので、全く手をつけないのは惜しいです。
教育学については教員採用試験対策の参考書、社会福祉学については社会福祉士試験対策の参考書がベースになると思います。
私は社会学で受験したのですが、国家U種の社会学の参考書はやや易しかったので、大学院対策の勉強方法を参考に勉強しました。
はっきりいって、個人それぞれの事情で試験対策がいろいろ考えられるという感じです。とりあえず過去問を入手して問題を見ながら対策を考えられるのがよいかと思います。
さて、採用されなかった私がいうのもなんですが、基本的に採用先は法務省になります。採用先は年々変わるのですが、法務省以外では他の職種に混じっての苦しい戦いを強いられることになります。
私が受験したときは、法務省、農林水産省、文部科学省、科学警察研究所が採用予定になっていましたが、実際に訪問できたのは法務省(法務省が保護局と矯正局にわかれて採用したため複雑になったのです。)と農林水産省でした。
農林水産省では他の技術職、しかも農学などで受験した理系学生に混じっての採用活動となりますので極めて不利です、しかし、採用された方は実際にいます。ちなみに人間科学Uで採用されたからといって特殊な業務になるということはないそうです。私はてっきり農村の現状を記録してまわる「平成の柳田國男」になれるものだと思っていました。
また、国T=出世コースというのが世間的な常識ですが、法務省では一般的に国Tではなく検察官が出世コースです。(出世できないということではありません)。老婆心ながら忠告しておきます。(実情については、西村健「霞ヶ関残酷物語」中央公論新社が詳しいです。)